と、ある年のクリスマスに
クリエイティブなクリスマスを創作して、
当時の交際相手を楽しませようと考えた。
まず、クリスマスといえば
クリスマスツリーだ。
クリスマスツリーを作ろう。
どうやって作るか。
色々考えて、
夜光のインクで
画用紙にクリスマスツリーを書いて、
壁に貼る事にした。
書いて貼って電気を消すと
浮かび上がるクリスマスツリー。
素晴らしい。
自己満足に浸ったのであった。
ただ・・・絵が下手だった。
それだけが残念だった・・・
その後、何か食べ物を準備しようと
何を作るか考えた。
シチューを作る事にした。
白い方。
クリスマスだから、
ありきたりの鳥肉はやめて、
牛肉と豚肉を沢山入れた。
煮込んでいる間に、
交際相手がやってきた。
お互い酒は好きじゃなくて飲めないから、
まずは甘いクリスマス用のシャンパンのような
飲み物で乾杯。
シチューができた。
皿に盛ってみると、
ちょっと匂いが違う。
独創的な香りだった。
食べてみた。
首をかしげる交際相手。
首をかしげる自分。
シチューの後はケーキの時間。
その前に電気を消して、
壁に浮かび上がるクリスマスツリー。
どうだ、このやろうという気持で
交際相手を見る。
ツリーを見ながら首をかしげる交際相手。
交際相手を見て首をかしげる自分。
クリエイティブクリスマスタイム。