手汗ポイント

関西国際空港は雨だった。
そのため出発が遅れ、
羽田空港に1時間遅れで到着したが、
いつも通りの恐怖の帰郷となった。
何故なら、選択したのが飛行機だったからに他ならない。
今日は自分と同じように、
飛行機を恐れる人々へ語りたいと思う。
今日は離陸してすぐに揺れた。
結構揺れた。
①家の掃除をしてかく汗を
1手汗ポイントとさせて頂く。
②寝汗が10手汗ポイント。
③35度の気温の中20分走った場合、
150手汗ポイント。
以上を目安にしてもらいたい。
離陸してガタガタと揺れた時点で
いきなりの50手汗ポイント獲得。
その後揺れは1分程度続き、
更に35手汗ポイントを獲得。
その為、なんとなく
機体安定ポイントまでの時間が長く感じられ、
この間に、
この飛行機大丈夫か?
落ちるんじゃないか?
としばらく思わされたので、
更に35手汗ポイントを獲得した。
機体が安定するまでの前半に、
なんと合計120手汗ポイント獲得。
このポイント数は通常の
3倍の手汗ポイントに相当する。
まだ飛び立って間もないのにクタクタな上、
パンツまでビッショリ。
すでに自分の中の航空機内はパニック状態だった。
そんな状態で中盤を迎えた。
客室乗務員が
笑顔ではなく
眉間にシワを寄せながら
飲み物いかがですか
と聞いてきた。
あー、客室乗務員も
不安なんだろう。
手に汗握った。
80手汗ポイント獲得。
妙に、機内に中国人が多いことに気がついた。
あれ?隣の人も、前も後ろも、
中国語を喋ってることに気がついた。
その人たちの笑顔で、
プラス60汗ポイント失効。
気がつくと右隣に
美人女性が座っていることに気づく。
プラス80汗ポイント失効。
中盤でなんと、60手汗ポイント失効。
このままではマイナスだ。
命運を分ける終盤に突入。
特に揺れることもなく、
安定した運航のまま
着陸体制に入る。
外を見た。
楽園が広がっていた。
$諸松ブライアンのブログ
プラス90汗ポイント失効。
汗ポイントの全てを失効した上に、
プラスになってしまうどんでん返しで着陸成功。
あららー