昔から動物や花がそんなに好きじゃなくて
飼ったり育てたりしたことはなかった。
2年前の冬、
心寒い気持ちでいた時に、
花屋を通りかかった。
そこに白と黄色の花が咲いていた。
気になったから買って帰った。
鉢植えにして、
花を見たときにとても癒される気持ちになった。
これはすごい。
毎日水をあげ、愛情を注いだ。
愛情を注げば注ぐほど、
花はどんどん綺麗に咲くようになった。
病み付きになった。
毎日愛情を注いでいると、
花は気持ちに応えてくれるかのように、
毎日満面の笑みを浮かべ、
落ち込んだ自分を励ましてくれるかのように咲き誇った。
あんなに好きだった花だったのに、
名前が最後までわからなかった。
花びらが白で、真ん中が黄色の花。
名前なんて知らなくていい。
名前は自分で付けるもの。
花に付けた名前
「まりも」
色が白と黄色なのにね。