YAMAHA FG-180

楽器についての思い事

アコースティックギターの名器といえば
マーチン、ギブソン、ギルドなどを思い浮かべるけど

日本のYAMAHAも70年代は名器を作っていた。

 

その代表的なギターがFG-180で、マーチンを目指して

ヤマハの職人が本気で作ったギターだったと聞いている。

ギターをよく見ると細かいところを丁寧に拘って作られた跡がある。

 

このギターでレコーディングの仕事に行ったときに、

マーチンの新品のアコギがあって、それで弾いてくれと

当初は言われていたけど、FG-180と音比べをした結果、

FG-180の方が音が良くてFG-180で弾いたことがあった。

 

楽器はブランド力ではない。音がすべて。

これを間違えたらいけない。

人を見る時と同じ。装飾品や高級な靴やバッグを全てと思わないこと。

その時の状況、自分との相性、楽曲との相性、様々な側面を

正確に判断して選択をすること。

それがいつも自分が心掛けてることだ。

 

そして今回もギブソンやマーチンはやめて、

選択したのがFG-180。

 

ポールマッカートニーに捧げるこの曲でも

愛するFG-180で演奏した。

 

ありがとうFG-180

そしてポール80歳おめでとう。