シスターからの贈り物

自分にとって唯一の兄弟である
姉から久々にメール連絡があった。
年に1回やりとりするかどうかの間柄だ。

湯たんぽいる?

おそらく、誰かにもらって家に置き場所もないから
使い捨ての弟に送ろうと考えたに違いない。

仕方ない。

つきあってやるか。

いる。


年末に送られてきた。

その湯たんぽを今日ようやく箱から出した。

Sで姉御肌、男関係が派手で、

モテまくりのバブル全盛を駆け抜けた女らしく、

湯たんぽを入れる布の入れ物が

ヒョウ柄だった。

 

そして湯たんぽが異常に大きかった。

大きなやかんでわかしたお湯が足りないほど大きかった。

使い勝手が悪かったが

ありがとう

とメールを入れた。

どういたしまして。
さぞかし気に入ったでしょうね。
よかったら、
こたつ送ろうか?

もういいよ。